ノロウイルスの検査方法、出勤しても大丈夫?

これから寒くなると大流行するノロウイルス。



ノロウイルスは強い吐き気と激しい下痢が特徴的で、自分が感染しているのに気がつかないということはほぼありません。

では、もしもノロウイルスのような症状を発症してしまった場合、会社は出勤して良いのか。
また、ノロウイルスかどうかを判断する検査はあるのかどうかについてお話していきたいと思います。

ノロウイルスの検査とは


多くの人が症状を発症してから異変に気がついて医療機関を訪れますよね。

医療機関では、ノロウイルスかどうかの判定を検査キットで行うことができます。
ただし、自分がノロウイルスかどうか知りたい!と考えていても、医師が必要ないと判断したら検査はできませんし、3歳以下の子供や高齢者以外の場合は保険が適用されません。

検査方法は、便を直接検査する「検便」か、綿棒のようなものを肛門の穴に挿入して検査する方法です。

検査結果は数十分で判定されますが、詳しい精密な検査を必要とする場合はこれに該当しないケースもあります。




ノロウイルスは検査しない可能性が高い!?


今までノロウイルスなどのウイルス性の胃腸炎に感染して、医療機関で検査を受けたという方はあまり多くはないと思います。
その理由としてあげられるのは、ウイルス性の胃腸炎は完治させる薬がないからです。

ウイルスが自然と体外へ放出されるまで数日感待つことでしか完治させることがないノロウイルスなどの胃腸炎は、脱水を防ぐ点滴や吐き気止めなどの対処療法が一般的です。

そのため、細菌性の胃腸炎などと疑われる可能性がある場合以外は、あまり検査を必要としない医療機関が多いでしょう。

ノロウイルスに感染した場合の出社時期とは

子供の場合は親の判断で学校を長期間休ませることも可能ですが、大人の場合は長期間仕事を休むというのは難しいですよね

そこで、ノロウイルスに感染してしまった場合、いったいどの程度で出勤できるようになるのでしょうか。


通常、ノロウイルスは発症してから2〜3日間で症状は治まります。
ですが、その後しばらくの間は汚物などを通してウイルスが放出されるため、完全に体からウイルスがいなくなるまでにはかなりの時間を要します。

また、感染力がとても強いため、症状が出ている間は出勤するのは厳禁となりますので、症状が安定してから出勤するようにしてください。

下痢や嘔吐が治まってくると、他人に感染させるリスクは急激に低下しますので、出勤する目安は「体が通常の状態に戻るまで」というように覚えておいてくださいね。
確認してください。
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