ノロウイルス感染後の診断、お薬、治療について

猛烈な気持ち悪さと腹痛に襲われて医療機関を受診する方も多いでしょう。

なかには発熱する方もいるようなので、体調がいつもと違うことで病院を受診したら「ノロウイルス」と診断されたという方も少なくありません。

では、実際に医療機関を受診した場合、一体どのような流れで診断・処方されていくのでしょうか。

掛かる費用なども交えながらご説明していきますね。

ノロウイルスの疑いがある場合は「内科」もしくは「小児科」へ


多くの人が腹痛と気持ち悪さで「胃腸炎」を疑うと思います。
特に、冬場になると周囲にはノロウイルスに感染している人が多く現れますので、症状が出ると「感染した」と実感する方も多いのではないでしょうか。

もしも、このような症状を実感したら、大人の場合は内科へ。
15歳未満は小児科へと受診してください。(子供を診ている内科もあります)

受診する際には、まず最初に症状を受付で説明し、なるべくほかの人に感染しないような努力をしましょう。
小さなお子さんなどを連れている親御さんは、順番まで車で子供と待機しているというのも有効です。


確認してください。
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診察のながれ(診断まで)

診察が始まると、まず症状についての問診が行われます。

次に聴診器で胸の音を確認したり、口の中を見る場合もあります。

脱水が強く疑われる場合には、血液を採取して水分が足りているのかどうかをチェックする場合もあります。
血液検査では「ノロウイルス」かどうかの判定はしません。

脱水が確認できた場合には、そのまま点滴をして水分を補給する場合もありますが、この場合は1〜3時間程度時間がかかるケースがあります。

また、検査が必要な場合は、肛門から綿棒のようなものを挿入して検査キットにて即座に簡易判定が可能です。

ノロウイルスの薬について
ノロウイルスと診断されると、一般的には特攻薬はないので、対処療法として「吐き気止め」「解熱剤」などが処方されます。
「ビオフェルミン」などの整腸剤を処方される場合もありますが、嘔吐してしまう可能性が高く摂取できないのと、あまりノロウイルスには大きな効果を発揮しません。

ノロウイルスの診察代
ノロウイルスの検査を行った場合は、3才未満もしくは高齢者ではない限り自費で検査代を払う必要性があります。
そのため、費用は約2000〜4000円程度です。

診察代は、どのような処置を行ったかによりますが、診察のみの場合は1000円前後、点滴を行った場合は数千円かかってくる場合があります。
薬に関してはそこまで高額ではないので、吐き気止めや解熱剤程度であれば1000円以下というケースも少なくありません。